私がWebライターとして始めて書いた記事で、自分の知識や経験だけでは記事を書くことができないと痛感した出来事がありました。
その経験から「リサーチ」の重要性を理解しましたが、リサーチはどんな記事を作成する場合でも必要なことであるため、体験を基にその重要性とリサーチのコツを解説します。
リサーチはしっかりおこなえば、記事の質も上がるし、記事作成時間も短縮できるぞ!
リサーチ面倒くさいなぁ
リサーチの目的
私が初めてWebライターとして書いた記事は「ゲーミングヘットセットオススメ3選」という記事でした。私は普段から趣味でよくゲームをしているため、これならできる!と思い応募を決意。
見事応募が通り、喜び勇んで詳しい仕事内容とクライアントからの見本記事を確認したところ、仕事内容はPCやゲーム機器の周辺機器を紹介する記事作成で、見本記事も、その商品について性能や販売金額などとても詳しく書いてありました。
記事の題材は、どの周辺機器を紹介するのか自分で考えなければならなかったため「ゲーミングヘッドセットのオススメ3選」という内容にしました。
ゲーミングヘッドセットは普段から自分もこだわって選び使用しているから、自分の知識が役に立つぞ!
しかし見本記事の内容から、いくら普段からよく使用する物であっても、自分の知識だけではこんなに詳しく書けないと思い、どうするべきか悩みました。
私は応募時の仕事内容から、この内容であれば自分の知識で書ききれる!と思い込んでいたため、事前準備もなにもしていなかったのです。
ここで始めて「リサーチ」をしなければいけない現実に直面したわけですが、そもそも始めての記事であったため「リサーチ」のやり方やコツなどもなにもわからない状態でした。
記事を書くために、あらためて「リサーチ」の重要性とその目的を見直し、記事を作成するために必要な情報を集め整理すること、そしてその情報をどうやって記事に反映させるか考えることがリサーチの目的であると私は考えました。
リサーチ...なるほどわからん
教えて!師匠~
かわいい弟子のために、リサーチについてまとめておいたぞ!
ココがポイント
- Webライターは、記事執筆の前に記事のテーマやキーワードに対して必ずリサーチをおこなう必要があります。
- リサーチとは、記事のテーマやキーワードに対し書籍やWebサイトで調べ学習をおこない、自分が執筆する記事に必要な情報を集めることです。
以上のことから、私がリサーチする際のポイントについてまとめてみました。
- 情報の整理
- 記事の方向性が定める
この2点について詳しく解説していきたいと思います。
情報の整理
まずは「情報の整理」について解説します。
「ゲーミングヘッドセットのオススメ3選」の記事作成にあたり、まずどのような情報が必要であるか、見本記事を確認しつつ考えたところ「金額・性能・売り上げ」の3点が必要であると考えました。
理由は、まずこのオススメ記事を読んだ読者に、紹介したヘッドセットに興味持ってもらえるな記事にしたかったため性能を細かく紹介し、金額や売り上げの情報を入れることで実際に読者が購入を検討する際の目安になるようにと考えたからです。
この3つの情報は、そのゲーミングヘッドセットをオススメするための根拠となる情報であるため、より細かく正確な情報が必要です。
そう思い「ゲーミングヘッドセット オススメ」とWeb検索してみたところ、Amazonの売り上げランキングサイトを見つけました。
私もよくAmazonでヘッドセットを購入していますし、このサイトであれば必要な情報はすべて揃うと思い確認しました。
そしてそのランキングサイトで「金額・性能・売り上げ」の情報を獲得!
そしてランキングサイトとは別に、Amazonの商品ページで購入者の評価見ることで、評価の高いものや、実際に使用している方の生の声も確認しました。
以上の内容から、ゲーミングヘッドセットとして必要な性能とその性能を踏まえた金額であるか、売り上げに相関して評価がされているのかを基準に、自分が紹介するヘッドセットを3つ選びました。
いざ記事作成をするために、あらためて3つのヘッドセットの情報を整理し、どうしてそのヘッドセットを選んだかの根拠をまとめました。
リサーチでここまでまとめれば、あとは書くだけですよ、楽勝ですよ。
実際リサーチをしっかりしたおかけで、記事作成もスムーズに進み、作成中に手が止まることもなく作成することができました。
この「ゲーミングヘットセットオススメ3選」の記事作成のためにかかった時間は、結果リサーチ時間に30分、1000文字の記事で執筆時間が30分、記事の執筆時間とリサーチ時間は同じくらいでした。
今でも記事を作成する際に、執筆時間と同じかそれ以上の時間をかけリサーチをおこなっています。
以上のことから私がリサーチの際に、情報の整理という観点で気を付けているポイントは「情報の獲得」と「情報の根拠」です。
記事作成のために必要な情報を整理し、類似記事などで「情報を獲得」すること、その情報が正確であるか「情報の根拠」を確かめ必要に応じて記事に反映させることで、始めての記事作成を見事達成できました!
師匠!できました!情報の整理はマスターしました!
では情報の整理とはなんぞ?もう一度確認しておこう。
ココがポイント
- 自分が作成する記事のテーマやキーワードに対して、どのような情報が必要であるか整理する。
- 必要な情報に対してリサーチをおこない、必要な情報だけを獲得し記事に反映させる必要がある。
- どうしてその情報が記事に対して必要なのかも考える。
- その情報は正確である必要があるため、根拠となるデータや証拠があればなおよし!
記事の方向性が定まる
次に「記事の方向性が定まる」ことについて解説します。
私はリサーチで情報を整理し、その内容からあらかじめ記事の見出しや本文の内容を決めておくようにしています。
「ゲーミングヘッドセットオススメ3選」では「金額・性能・売り上げ」の情報を記事に入れることや、それをどのような見出しをつけ紹介するのかをリサーチの段階である程度決めておきました。
この記事での見出しは、商品名・商品詳細(金額、性能、売り上げ)・全体を通しての所感、という感じで、リサーチ情報を基に決めていました。
こんな感じで見出しを先に決めておけば、後は必要な情報を書いていくだけ!楽勝ですよ!
全体を通しての所感というところは、自分が普段からいろんなヘッドセットを使用してきた中で、なんでこのヘッドセットをオススメしたいのか、という内容をいれています。
記事内の見出しや本文をあらかじめ決めておくことで、記事の方向性が決まり、執筆するときも書く内容にも困らない!
記事の方向性が定まれば、執筆はしやすい!
ポイントをもう一度確認しておこう。
ココがポイント
- リサーチをおこない情報を集めてまとめていくことで、執筆する記事の方向性が定まってきます。
- リサーチの段階で記事の方向性が見えていれば、内容がまとまっていることから、記事執筆速度が上がります。
- 記事の内容がまとまっていると、記事作成中に方向性がぶれることがなく、記事の統一性が高まります。
この経験から、今ではリサーチの段階で記事の目的、読者想定、見出し案などを明確化し、リサーチ情報を記事に反映させるようにしています。
リサーチのコツ
リサーチの重要性を理解した私が、記事執筆のためにリサーチをしていく中で見つけた「リサーチのコツ」を解説します。
コツ①惜しまず時間をかける
コツの1つめは、記事執筆よりもリサーチに時間をかけることです。
現在は記事のリサーチに5割、執筆時間に5割の時間をかけていますが、記事執筆に慣れるまではもっとリサーチに時間をかけてもいいと思います。
「ゲーミングヘッドセットオススメ3選」の記事では、執筆時間と同じ時間リサーチにかけていましたが、それは文字数が1000文字と少なく、リサーチ内容も商品金額や性能など、比較的収集しやすい情報であったからだと思います。
それ以降でも、何かを説明する記事、商品の比較記事などいろいろな記事を作成しましたが、説明する内容や、比較する商品について自分が知識や経験があるかによってもリサーチ時間は変わりました。
事前知識がある内容であれば、それに沿ってリサーチができるため比較的リサーチに時間はかかりません。
しかし自分の知らない内容を記事にする場合は、その記事に対してどのような情報が必要であるか整理する時間、それについて調べてまとめる時間とリサーチにより多くの時間がかかりました。
また始めの頃はどんな記事でも、記事に対して必要な情報を整理する時間が多くかかる場合が多かったです。
それは事前知識の有無にかかわらず、記事作成に慣れていないことから、執筆のためにどのような情報が必要であるかの判断がつかなかったから、ではないか思います。
テーマやキーワードに対してリサーチする中で、いろいろな情報を収集することができますが、それを整理、選別、抜粋しなければならないため、始めの頃はそれができていなかったです。
リサーチはただ時間をかければいいということでもないと思います。
以上のことから、自分が多くの記事を書いていく中で、リサーチに大切なのは「作成する記事に対して、必要な情報が揃うまで惜しまず時間をかけること」であると結論付けました。
リサーチに惜しまず時間をかけて記事作成をおこなうと、本文の内容もしっかりまとめられるため、クライアントに提出した完成記事も修正が少なく、高い評価を得ることができました。
せっかく記事作成をおこなうなら、質の高い、完成後の修正もない記事にしたいですよね。
これは持論ですが、意識の違いで記事の質も変わってきます。
リサーチのコツ「惜しまず時間をかけること」はただ多くの時間をかけるのではなく、必要に応じてリサーチ時間を多く取ることなので、そこをしっかり意識しておこなうと良いと思います!
コツ②見出しは参考 文章は流し読み
コツの2つ目は「見出しは参考、文章は流し読み」することです。
私はリサーチする際、テーマやキーワードでWeb検索をおこない、類似記事を確認することで情報収集をおこないますが、その類似記事を熟読しないようにしています。
なぜなら類似記事を熟読しすぎてしまうと、自分が作成した記事がリサーチ記事に似通った内容になってしまうからです!
今やウェブ上には1つのキーワードでも多くのサイトが存在しています。
その中で、他の記事よりも自分の記事を読んで欲しい!と思った時に、必要なのは独自性と有用性だと考えました。
独自性を出すためには、類似記事と差別化しなければならないため、リサーチ記事は熟読せず、見出しを参考に、文章は必要な情報だけを流し読み程度にしました。
「ゲーミングヘッドセットオススメ3選」の記事でも、金額や売り上げは正確な情報である必要があり、ランキングサイトからそのまま情報を抜粋しましたが、性能については、他商品と比べてどの点がよいのかを抜粋しそれに対しての自分の所感をいれることで、ランキングサイトにはない独自性を出すようにしました。
ただの商品紹介、ただの比較サイト、になってしまっては面白くないのです。
そして面白くない記事、有用性が低い記事はクライアントの評価も低く、読者にも読まれない記事だと思います。
以上のことからリサーチ記事の見出しは参考までに、見出し内の文章は必要な情報だけ流し読み程度にとどめ、集めた情報から自分の見出し、自分の文章で記事を作成するようにしています。
まとめ
以上、リサーチについての授業内容を解説しました。
リサーチでは、必要な情報を整理しまとめることで記事の方向性が定まる。
そして方向性が決まっていれば記事の統一感も出せる他、執筆の際にも書く内容にこまらないので素早く作業が進む!つまり一石三鳥なのです!
いざWebライターを始めようと思っていろいろ勉強しましたが、実際に記事を書くときに始めてリサーチの重要性を知りました。
今からWebライターを始める方も、私が考えたリサーチの目的とコツを参考に、質の高い自分なりの記事を作成していってください!